2440声 Native American

2014年11月27日

「震災後、福島の人々は原発によって避難を余儀なくされた
私たちネイティブアメリカンも、白人によって住処を追われ続けた
だから震災の知らせを聞いた時、私は行って抱きしめたいと思った」

 

ネイティブアメリカン(インディアンとも呼ばれる)であるデニス・バンクス氏が
震災後、福島県南相馬市を訪問した映像の編集を担当したことがあった。
今週末に再度デニス氏が来日し、高崎シティギャラリーでイベントを行うというので、
それに合わせてその映像、「大地といのちの祈り」のDVDを増版する作業を行った。

 

80年代だろうか、非暴力による大陸横断平和行進などのインディアンムーブメントは、
日本の若者たちにも影響を与え、宮田雪監督による『ホピの予言』は今なお上映され
続けている。しかし今の彼らの日本の活動拠点が群馬の高崎である事を知る人は少ない。

 

ひょんなきっかけで、部分的ではあるが関わらせていただくことになり、
歴史にも人と大地の関わりにも疎い僕には、色々なことが新鮮だった。
なにより、デニス氏と共にネイティブアメリカンの魂を日本に灯し続けようという、
辰巳玲子さんや秋山太一さんの底知れぬパワーには、教わることが多い。

 

相手が国家や差別という形が見えないほどの大きいものであっても、であればこそ、
挑み続ける人の目に灯る炎は、時を経ても消えない。しかしまた、そんな人ほど普段は、
子どものような優しい目をしていることも共通の事実である気がしている。