456声 刺激的商店街

2009年03月31日

「上うな重 2,100円」
の文字を見つめつつ、ショーケースの前で煩悶する事、10分。
後ろ髪を鷲掴みにされつつ、さらに深い路地へと歩を進める。
結局は、丁度手頃な中華料理屋の暖簾をくぐる。
注文した、餃子250円、ラーメン550円を食べ始める頃には、
うなぎの未練も雲散霧消していた。

活気ある商店街は、刺激的である。
私が刺激されるのは、主に食欲。
そぞろに歩けば、何処からともなく良い匂いが漂ってくる。
煎餅に団子、おでんに焼き鳥。
行く先々で、財布から小銭が消えて行く。
商店街を出る頃には、腹と財布が反比例している。

うな重が食えなくても、商店街は満腹かつ満足感を与えてくれる。
県内商店街よ刺激的であれ。