468声 露天の桜

2009年04月12日

いつも行っている、近所の日帰り温泉から帰って来て、
二缶目の麦酒に手を伸ばしたところ。

今日の露天風呂は良かった。
敷地内に植えてある、満開の桜を眺めながらの月光浴。
散り始めた桜の花が一ひら、舞い落ちて湯にたゆたう光景は風情豊かである。

桜は、潔く散る。
自らの鄙びた姿を、見られまいとしているかの如く。
美の絶頂で、儚くも花びらを舞い落とす。
気高くある事は孤高である。

その姿は、見る者の精神の働きにも影響する。
だから人は、桜を見ながら想いを馳せるのだ。
そう言えば、先日のワルノリ俳゛句ingでも、
その影響を体現しているワルノリ俳句があった。
たしか、「本当よ 桜が散ったら ダイエット」。

二缶目が飲み終わる。