2403声 花人

2015年05月08日

立夏を過ぎ、連日の夏日である。
近所では藤が散り、躑躅が瑞々しく咲いている。
数日前に北海道で散る桜を観ていたので、
感覚が追いついて行かぬ心持である。
私には俳句の師が居て、先日、忘れたころに便りが戻ってきた。
今回は随分と返信が遅かった。
便りの文面には、返信が遅くなった理由が書いてあり、
「花に心奪われ…」ていたとの由。
師は自他共に認める「花」好きで知られ、
さくらの時期は毎日どこかの花の下で酔っている、と言う具合である。
「花見」をしている人のことを、季語では「花人」と言う。
花人とは、そして俳人とは何かを、その一文を読みながら考えさせられた。