先月の堀澤さん記事に「コーヒー」と言うのがあった。
体質的に珈琲が飲めない堀澤さんが、
仕事の都合でコーヒーを淹れることになったと言うもので、
「引き立ての豆に向かって、口の長いやかんでちょろちょろとお湯を注ぐ。
そうするとなんとも言えず深く甘い香りが立ち上ってくる。」
と言うくだりがあり、珈琲好きの私は、その香ばしさを思い浮かべ、
のどが鳴るような思いであった。
「飲んだらとたんに頭痛が始まる。」と言う堀澤さんには酷な香りと言えよう。
昔、仕事の関係で一日中車を運転していた。
私は煙草を飲まぬので、運転中は手持ち無沙汰で缶珈琲をよく飲んでいた。
よく飲んでいた、程度ならば良いのだが、日に四、五缶は飲んでおり、
無糖のみならず砂糖入りのものもお構いなし、さらに客先へ行くと珈琲がでる。
多量の摂取が原因で、夕方には軽く胸焼けしていることが常であった。
仕事上で一切運転することがなくなったことも相まって、
今ではその週間もすっかりなくなり、日に二缶くらいになった。
その二缶も、「お構いなし」と言うのは止めて、
好きな銘柄の無糖のみ飲むようにした。
珈琲胸焼けから開放された今、そうやって欲求に堰を作り、
自分を戒めることも必要だと感じている。
しかし、こと酒欲川の堰に関しては作っても作っても簡単に倒壊。
川が氾濫し、酒に溺れることしばしばである。
そのため、二日酔いの胸焼けから開放される日は、まだ遠い。

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