ROCKを演っている。
のは、私の幼馴染である。
そのバンドが、時折、ライブ公演をするので、
呼ばれて見に行く事が、しばしばある。
先日も、高崎市街地まで観に行って来た。
市街地のライブハウスも数が減ったが、
老舗はまだ数軒残っていて、週末ともなれば地元のROCKフリークで賑わう。
或る種のライブハウスには、特有の雰囲気が漂っている。
構造上、密閉された空間だからだろうが、地下鉄のトイレの様な閉塞感と、
沈澱した空気感を感じる。
総体的に言えば、「明」では無く「暗」の場所と言える。
実際に、会場内は暗い。
そんな、裏街道的で暗くて空気の悪い、それでもって狭いライブハウスの部屋。
その中に、自らを鮨詰めに詰め込む。
そして、バンドの演奏が始まるや否や、十年一度の享楽を貪る様に、
熱狂する聴衆たち。
マーシャルの真空管が震わせる空気が、鼓膜を劈かんばかりに、
8ビートを伝える。
この奇異な群集の一部になって、この奇異な空間に同化して、
この奇異な音楽を感受して感動している私は、どうかしている。

Copyright 2007-2026 Crane Dance. All Rights Reserved.