2437声 きらきらした

2015年06月11日

2年に一度の「中之条ビエンナーレ」がまた始まる。2007年が第一回だからそれから8年が経ち、今年はもう5回目の開催だ。早いもんだね。

 

始まった当初は、自分が生まれ育った町のあちこちにアート作品が並ぶ様子が面白かった。そういう機会がなければ足を運ばなかっただろう古民家や、養蚕のお宅も回った。やがて町は六合と合併し、ビエンナーレの展示場所も広がった。そして、幾たびか顔を合わせる作家さんたちとも仲良くなってきた。そこまでくると、楽しくて仕方がなくなった。

 

「芸術家は、社会を敏感に感じ取り我々の“先”を見ている。それに共感することは、不明瞭な未来を知る手がかりになる」的な話しをしたのは、ビエンナーレ創生の立役者でもある入内島道隆旧中之条町長だった。この言葉を読んで、僕は体のなかで何かがすっと落ちた気がした。

 

社会人も10年以上続ければ、甘い考えではどうやら生きられないということがわかってくる。金がすべてじゃないなんてきれいには言えないわ、の世界である。そんな社会生活を送っていると、映画を観る機会も減り、芸術は遠ざかる。そんな中、偶然にもわが町で、伊参スタジオ映画祭に続き、中之条ビエンナーレという芸術祭が始まったのだ。

 

どっぷりビエンナーレに関わる人たちは、その苦労も大きいことを知っているが、僕くらいの関わり方だとやはり楽しくてしかたがない。でもそれは、「身の回りの生活だけで窒息ぎみな身体に、作家を通して真剣に削られ磨かれきらきらした真実、あるいは未来が取り込まれるから」なんだと思う。

 

今年は9/12からの開催。みんな来てね!

(担当させていただいた前回の告知映像はこちら