日曜日の昼間である。
網戸越しに見る空は、薄曇り。
「夕方まで持つかしら」
などと、机に肩肘ついて、徒然と天候の事を気に掛けている。
「年寄り染みた野郎だ」
などと、思う事無かれ、今日は、「第8回ワルノリ俳句ing」の開催日。
天候と言うのも、多分に句作の影響になるのである。
この料簡、やはり、ちと、年寄り染みているのであろうか。
一重に「年寄り」ったって、近頃では様々な様相があると思う。
街外れのうらぶれた蕎麦屋で見掛ける客中に、思わず、「旦那」と呼びたくなる位の、
恰幅と物腰で、影も薄く淡々と、ざる蕎麦などを啜っている若者がいる。
はたまた、何処町に出来た、其処なる店が大繁盛していると聞きつけては、
根気良く行列に並び、何某の土産を買って来て、近所に配り歩いている快活な年配もいる。
寄席なんかを観に行っても、近頃は、随分年若な者と、随分年を食った者で、
客席が極端に二分されていたりする。
その様な世相に在って、40、50代の言わば、団塊ジュニア世代の身の振り方に、
興味が沸く。
若くも老けてもいない、汽水域の状態なのだから。
と、偉そうに述べている私も、鞄に短冊やらペンやら、手拭いやらを詰め込んで、
さて今から一つ、俳句と銭湯でもってんだから、自らの行く末が思いやられる。
淡水の河川から、気が付けば汽水域も通過せず、
海の深みに流れ着れついているのではなかろうか。

Copyright 2007-2026 Crane Dance. All Rights Reserved.