「第8回ワルノリ俳句ing」から一夜明け、昨夜とは打って変わって、
穏やかな夜を過ごしている。
明晩の「クレインダンス情報」に載せるべく、
机上に散乱している短冊を整理しているのだが、
自ら詠んだ句で、いささか不甲斐ない句も散見され、気が萎えている。
ところで当世では、デジタルカメラやケータイカメラの普及により、
場所選ばず、手軽に写真撮影できる。
それに伴って、一寸した宴席などで、記念写真やスナップを撮られる機会も、
自然と多くなる。
飲んでいる時に撮った、酔っ払いの自分が写っている写真を、
後日、素面でまじまじと眺める恥ずかしさと言ったら無い。
俳句も同じ。
今回の吟行に出掛け、陽の高い間は、眉間に皺寄せ、句を吟じている。
そして陽も傾き、なかなか句も出揃い、冷たい麦酒などで、気も解れてくると、
危うい。
眉間にあった皺が伸び、目尻はだらしなく下がり、表情が全体的に弛緩して来る。
良い心持で、なんだか秀句が浮かんだつもりになって、一瞬、尤もらしい顔に戻り、
句を認める。
「酔句」とでも言おうか、そう言う類の句は、決まって駄句。
翌日、素面で見返した時には、酔っていた時よりも更に、赤面させられる。
そう言えば、「ドランクモンキー酔拳」と言う映画。
主人公は修行の賜物で、「酔えば酔うほど強くなる」と言う、
奥義「酔拳」を体得するではないか。
ならば、私も修行を積んで、「酔えば酔うほど良くなる」と言う、
奥義「酔句」の体得を目指すべきではないのか。
と言うのは冗談で、私、至って真剣に俳句に臨む所存で御座います。
ワルノリもまた、御愛嬌。

Copyright 2007-2026 Crane Dance. All Rights Reserved.