2675声 雲の奥

2016年02月04日

立春らしい日。
風はつめたく、日差しはあたたかだった。
駅のホームからぼけっと青空を眺めていたら、
もやもやと雲が生まれてきた。
薄くなっていた雲が吹かれて重なったのかも知れぬが、
生まれてくるように見えた。
ポケットの句帳に手を伸ばしたが、
飯田龍太に「いきいきと三月生る雲の奧」の句があることを思い出し、
その手はポケットに置いたままにした。