どうも、付き合いが苦手である。
親戚などが集まる場でも、早々と冷蔵庫から麦酒を取り出して、
台所の薄暗がりで、がぶがぶ飲むと言った具合である。
今夜が、まさにそれ、であった。
小さな子供等も、当然、近寄って来ず、
なんだか父母ともに台所に蟠踞している男が煙たい様相となる。
しかしながら、どうすればよいかと自問したところで、
いたるところは同じである。
近寄るほど、相手も自分をも傷つけてしまう、
「男はつらいよ」方式になることが目に見えているからである。
そんなことさえ、考えないようにするため、瓶麦酒の栓を抜くのである。

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