2687声 店の奥

2016年02月16日

昨夜は八丁堀にて、いささかの痛飲。
痛飲ならば、いささかとは矛盾するようだが、
実際、気が張っているときは、酒量が過ぎても平静を保てるものである。
逆に、自宅の炬燵で一杯などと言うときは、
二つ目の缶麦酒に手を伸ばすころに、もう酔いが回っている。
昨夜は雨であった。
近頃の新しい飲み屋、特に都心部は、
自然採光のためか全面硝子張りの店舗が多い。
それが、外の世界を意識するため、平静を保つことに一役買っているのかも知れない。
たしかに、店内も衛生的だし、間違ってもそう言う明るい店に、
酔いつぶれて突っ伏している親父など居ない。
無論わたしは、窓一つない鰻の寝床のような、
店の奥が(間接照明などで無く)薄暗い飲み屋も好きである。
そう言う店の奥には、深夜、大抵、酔いつぶれて突っ伏している親父がいたりする。
とても、落ち着くのだろうな。