2711声 郷土に生かされる

2016年03月11日

今日は誰しもがあの日のことを思ったことだろう。
東日本大震災から5年。早いのか、遅いのか。

 

震災から2~3年は僕が知り合った方も吾妻に残っていたが、
今では知った人はみな、故郷や故郷のほうへ戻っていった。

 

僕が今でも忘れられないのは「はれのひ食堂」という催し。
震災により避難してきた方と僕ら県内の支援者がチームとなり、
福島県南相馬市の郷土料理を作った。
このめっかった群馬の堀澤さんは主力として参加、
南相馬のお母さんたちと共に、美味しい料理を作り上げていった。

 

湯気までおいしいほっき飯。さくさく美味なカスベ(エイひれ)唐揚げ。
5年たった今でも思い出せる味。
各々の大変さも経て、だからなおさら美味しかった気もするが。

 

堀澤さんが確か「震災により故郷から遠く引き離されても、
こうして郷土の味で心豊かになることができる。つまりは、
郷土に生かされている」的なことを言っていた記憶がある。

 

故郷に戻った人の中にはもしかしたら、ごく単純に、でも深く、
「またあれを食べたい」という理由の人もいたんじゃないだろうか。