人んちの本棚を見るとわくわくする。
あ~この人やっぱこの本好きそうだよね、とか。
へ~意外、この人こんな本読むんだ、とか。
その人の心の内を見るようだからである。本棚紹介の本もある位だからね。
前橋高崎を中心に、店やイベント、場所に合った古書を置いて、
その場を瞬時に小さな言葉の森に変えてしまう「suiran」の土屋さんは、
前橋フリッツアートセンター内「The place」で本屋をしている。
美術館帰りに、そういう事が好きそうな知人と共に立ち寄った。
山ほどではないが、たくさんの本が並ぶ中で、
どんな本に目がいくかもその人次第なのだと思うけど、
谷川俊太郎や暮らしの手帳、伊丹十三やSWITCHなど、
ああこういう本を読んで自分に馴染ませれば、
もう少しまともな暮らしができるんじゃないだろうか、
と思うような個性的な古書が並んでいた。
帰り際、一冊の本を買い、土屋さんから
「岡安さんのフェイスブックへの書き込み面白いです」
と言われてしまった。
日ごろ膨大な言葉に囲まれている彼にそう言われるのは、
嬉しかった。
いい言葉を発するために、くだらない言葉を発するために、
もっと本を読みたい。そう思うだけの10年が過ぎてしまった。

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