3462声 若冲展

2016年05月01日

まぶしい陽気。

上野の都立美術館で開催中の伊藤若冲展に行った。

若冲は300年前の、江戸時代の画家。
ビビッドな色から水墨まで、いろんなタッチで、いろんなものを書く。
菩薩も如来も犬もカラスも大根も、トウモロコシも。
鯛もメバルも鯖もタコも甘鯛もフグも。
300年前のそれらが、さしずめ江戸時代の生き物図鑑のようだった。
とくに鶏の絵が多い。
トサカとくちばし周りのビラビラが生々しくて、羽根はゴージャスで、緻密だった。
ときにゴージャスだったりひなびていたり。
緻密なり大胆なり。
自在だな。
惹きつけられて、その振れ幅に圧倒される。
人の多さにも圧倒された。
違う種類だけれど。
外に出た時の、新緑の上野公園の空気のうまかったこと。
そのあとの生ビールの、うまかったこと。