3535声 夏が来れば③

2016年07月13日

この春から、ビデオカメラはsonyのHXR-NX100を使用している。これはフォーカス・絞り・ズームの調節をレンズ付近の3連リングによりマニュアルで微調整でき、絞りを最大限開放にしNDフィルターで遮光をすれば一眼レフ動画まではいかなくても人物の背景をボカして撮ることが・・ビデオカメラ、そんなに興味ないですよね。

 

会社でこのカメラを購入するまでは、いざという撮影時には高崎の映像制作会社からレンタルしていた。動画制作は事業としてはまだ駆け出し時だが、だんだんと社内外に認知が広がってきて、嬉しいし、もっとしっかりやらねばと思う。

 

「映像に興味をもったきっかけは、親父の8mmなんですよ」

 

と、まるで仕込まれた昔ばなしのように話すことがある。実際僕の父はまだフィルムの時代の無声8mmのカメラと映写機を持っていて、年に数回は部屋をまっくらにし、壁に向けて家族の映像を流す家族上映会を行っていた。

 

ノイズが走るちょっとピンぼけの映像には、「けんいち5才たんじょうび」と書かれた張り紙や、姉弟3人が夢中になってケーキを食べる様子、尾瀬の湿原歩き、姉の運動会などが映っていた記憶がある。親父は若いときからそういった撮影が好きで、アナログテープのやたらと思いビデオカメラもあった。学生時の僕は、それを無断で借りて、学生寮でドラマ丸パクリみたいな幼稚な映像を撮ったりした。思えばそれが、と思えなくもないのだ。

 

8mmフィルムは、まだ家の押し入れで眠っている。もうカビて使い物にならないかな。それを映写する機会は、この先あるのだろうか。