3650声 人が集まる場所

2016年11月06日

秋まっさかりの日曜日。中之条町町内をはしごした。

 

まずは「商工祭」が行われているツインプラザ。お目当ては、柿の皮むきの撮影。柿の皮むき?

人が列をなして柿を求める。それを食べたり持ち帰ることはなく、それぞれが包丁片手に皮をむく、むく。

丸テーブルの上には皮が山積みになり、また人が列をなしてむいた柿を係に戻す。

そうした人はダーツに参加でき、白菜やらティッシュやらが無料でもらえる。皮むきの報酬だ。

「なんでそんなことをするの?」に対する答えは明日にとっておくとして・・

軽トラでの野菜売り、鮎の塩焼き、バーゲン、吹奏楽部の演奏・・商工祭は尋常じゃない人出だった。

 

次いで中之条町と渋川市の境近くに今年オープンした「うた種」へ。

僕が働く店が入っていた「ふるさと交流センターつむじ」で働いていた曽根原さんが、

長年使われていなかったレストランを旦那さんとリノベーションし開く小物販売とお茶の店だ。

今日は「もみじ祭り」というイベントで、はるカレー、Agenn、飯塚ファームといった

それぞれにファンがつくような店の店主が、野外、もみじの下に集まっていた。

お客さんにも見知った顔が多く、早くも人気店になりつつあるうた種を嬉しく思う。

ここも撮影目的があり行ったのだが、カレー・スープ・ケーキと平らげてしまった。

 

そして今日が開催最終日となった「秋、酒蔵にて」。

こちらも大変な混みようで、白いのれんの奥ではこのめっかった群馬の堀澤さんが

忙しそうに料理を皿に並べていた。その20種の料理が一度に味わえる御膳は先日食べた。

こちらは撮影目的ではなく、最後にもう一度器や皿、小物などの展示を見たかったのだ。

今回のテーマである凸凹。各作家が作るものはとても個性的で良かったのだけれど、

人の光と影を表わしたかったという、草と皮を使った森之手仕事家の桑原さんの作品が

良くて、彼女が作った皮のキーケースを買った。

 

中之条町は小さな町ではあるが、今日はこのように各所で人が集っていた。

無料で何かもらえる、安く買える、お気に入りの店が出る、毎年楽しみにしている・・

理由は様々なれど、いい天気と紅葉時期とも重なり、どの場所も幸せで満ちていた。

「人が集まる場所というのは、永遠に続くわけじゃないから、儚くていいんだ」

枝を離れ地に落ちる葉を見て、そんなことが脳裏に浮かんだ僕は、

確実に年を重ねているのだろう。

 

さあ、11/18-19-20は、僕が長年関わっている「伊参スタジオ映画祭」です。