3740声 串カツ調査記

2017年02月02日

快晴だが、日差しが凛と澄んでいて寒い一日であった。
先週は大阪に出かけていたのだが、小雪がちらついていた。
今回こそはと、立ち飲み屋を数件はしごしてきた。
目当ては「串カツ」である。
 
以前にも、大阪へ出かけた際に何度か食べる機会があったのだが、
毎回、その様相が違うことが気になっていたのである。
例を挙げると、串カツというと、細目のパン粉がついた小ぶりなもので、
ソースにとぷんと漬けて食べる印象があった。
しかし、ある大阪市内の居酒屋で注文した際に出てきた串カツは、
粗目のパン粉がついた大ぶりな、もはやフライのようなもので、
べったりソースがかかった状態で出てきたのである。
予想を大きく裏切られ、それから、串カツのスタイルについて、
気にかけるようになった。
 
今回は調査とまでは行かないが、本場で、
いろいろな店の串カツを見たいと思った次第である。
立ち飲みや二軒と居酒屋一軒に行き、前者は二軒は、
細目のパン粉で卓上のウスターソースを使用するスタイル、
後者一軒は例に挙げた店なので、粗目のパン粉にソースが
かかっているスタイル。
しかし、いずれも梅田近辺だったので、地域性は検証できなかった。
串カツもさることながら瓶麦酒を鱈腹飲んでしまい、
四軒目に行くことも無く、調査は断念した。
おまけに、どの店でもどて煮と串カツしか注文していなかったことがたたり、
その晩から、ひどい胸やけに悩まされることになった。
 
翌朝、宿泊先ホテルの朝食のバイキングに添えてあった串カツは、
衣はごく細目で薄く、具も小ぶりなもので、ソースは二度漬け禁止の、
あの王道のスタイル。
結局、胸焼けの中ではあったが、これが一番美味しかったかもしれない。