738声 七つ集めろ

2010年01月07日

1月7日。
つまり今朝に七草粥を食べた人が、私の周りにどれ程いるのか。
歳時記に無頓着な私には推測し得ないが、勿論、私は食べていない。
先日の俳句ingで、七草粥の句を読んでいる人がおり、
その時に、この節句行事を思い出した始末である。
正月の暴飲暴食で弱った胃腸や、崩れた体のバランスを、この七草が整えてくれる。
気が利く先人の知恵により、現代社会に生きる私等は、一休み出来ると言う訳だ。
では、春の七草、全てを答えなさい。
ってのが、この時期のクイズの定番であるが、読者諸氏はどうだろう。
せり、なずな(ペンペン草)、ごぎょう(母子草)、はこべ(はこべら)、
ほとけのざ(田平子)、すずな(蕪)、すずしろ(大根)。
以上が七草全て。
群馬県の片田舎で育った私にとっては、全て馴染み深い草である。
裏の田圃へ行って、30分もあれば、全て揃えられた。
「揃えられた」
と、過去形にしたのは、一瞬、現在進行形で揃えられる根拠が、
見当たらなかったからである。
片田舎と言えど近年は、高崎市と合併したり、
近所に大型ショッピングセンターが出来たりと、
それなりに、都市化の波のうねりが押し寄せているのだ。
私が子供時分に遊んでいた田圃も、宅地や駐車場に姿を変えてしまっている。
現に、「七草セット」なんて商品が、近所のスーパー店頭に並んでいるくらいだから、
手近で七草全てを揃えるのは、困難なのかもしれない。
人間の体は、スーパーで七草セットを買って来て、それを食べれば調子が整うだろうが、
七草が育たない、ペンペン草も生えない様な町にはなって欲しくない。
七草全てを答えられない私だが、そう思う。