3868声 一線

2017年06月10日

定例の句会で原宿へ出かけた。
いつもは代々木公園を主として吟行をするが、
今日は明治神宮へ。
菖蒲田が見ごろを迎えているからである。
梅雨時のむわっとした水の匂いと人いきれの
立ち込める中、花菖蒲を鑑賞した。
ここには全国から優秀品種が集まっているらしく、
たしかに、みな気品あるように見える。
月並みな表現だが、しばし都心ということを忘れた。
明治神宮も入り口の脇に雰囲気のよいカフェなどできて、
田舎ものの私がいうのの何だが、だいぶ垢抜けてきた。
しかしながら、都心にありつつ都心と一線を画す場所で
あってほしい。