3654声 家鍵陰影

2017年11月13日

午前零時頃に帰宅すると、当然家には鍵がかかっている。

 

まっくらな玄関前。車の鍵、会社の鍵、そして家の鍵がじゃらじゃらまとまったキーホルダーをポケットから取り出して、差した鍵が合わないと嫌なので、月明かりや隣の家の光などわずかな光に鍵をかざして見比べる。頭が丸いのが家の鍵だ。

 

そんなことをして家に入る。僕はこの一連の動作が好きだ。家に帰ってきたという安心感もあるのだと思う。今夜は、手にぶらさげたレジ袋によなよなエールとチーズ鱈も入っている。ほどよい幸せだ。