817声 本は愛嬌

2010年03月27日

ゲームセンターにある、UFOキャッチャー。
100円玉を入れ、ボタンでロボットアームを操作に集中している人。
その人と、本日、書店の本棚の脇で佇んでいた私の表情は、酷似していただろう。
漸く、高崎、前橋市が中心であるが、幾つかの書店に、
「群馬伝統銭湯大全」を置いてもらえる運びとなった。
有りがたい事に、早くから置いてあった或る書店で、
僅かばかし売れている模様だったので、本日、本の追加分を届けに行って来た。
本を届けて、店長さんと、本棚の脇で雑談していると、お客さん。
ふらりふらりと、本棚を物色。
一冊手に取り、また戻し、一冊手に取り、また戻し。
とやっている間に、遂に私の本に、手を掛けた。
「そうそう、そのまま、そのまま、レジへ…」
などと、内心、店長の話も右から左で、本を手に取ったお客さんに、
全神経を注いでいた。
表紙見て、本文をパラパラっと捲って、また本は、元の位置。
そのまま、平積みの本の前を、通過してしまった。
「惜しい」と、その光景を見て、僅かに落胆。
100円玉を入れて、再チャレンジ。
出来ない歯がゆさを噛み締めながら、本を揃えて、一声かける。
「いいか、お前たち、お客さん来たら、愛想良く、だぞ」