逃げ切れかった。
と言うのも、昨日のマラソンの報いで、主に両足大腿部から両肩肩甲骨付近にかけて、
極度の筋肉痛である。
それ伴って、全身倦怠かつ虚脱感に苛まれている。
終日、子供をおぶって仕事をこなしていた様な、体の重さを感じていた。
こう言う状態に効くのが、熱い風呂。
と思い、昨日、マラソン終了後に寄った、日帰り温泉。
数ある湯船の中から、一番熱い温度の湯船を選んで、じっくりと浸かっていた。
しかし、どこか物足りない。
そこはかとなく、浸かっている時間を持て余す様な気がする。
そして、求めるのはやはり、更に熱い湯がある、街の銭湯。
普段ならば、修行の足りない私は、銭湯の熱い湯の中で寛ぐ、
と言う境地まで達していない。
刺す様に熱い銭湯の湯、極度の筋肉痛で、いささか皮膚感覚が鈍っている今ならば、
心中穏やかに、気持良く浸かれるのではなかろうか、と思っている。
ジェット噴射を背中に受け、あの熱い湯の中で鼻歌でも歌いながら浸かれば、
さぞや気持が良いだろう。
銭湯へ行きたし。
と思えども、其処へ伸ばす足が、筋肉痛で億劫なのである。
よって今日は、足の伸ばせない家風呂。
ガス給湯器の追い焚きボタンを連打し、むやみに温度を上げて浸かってみた。
浸かりながら、温度を上げたので、のぼせてしまった。
軽い頭痛が、御土産に付いて来た。

Copyright 2007-2026 Crane Dance. All Rights Reserved.