3733声 2018年1月回顧録〈其の一〉

2018年02月01日

今日から二月。
先週は関東でも大雪が降った。
今日は午後から雨が降り出したが、夜半に雪に変わらねば良いが。
今日、書こうと考えている内容も薄いので、一月を振り返ろうと思う。
まず正月である。
毎年開催している俳句ing、今年は二日に高崎市で開催した。
この日は、午前中に渋川市で開催されていた、師の個展に参じた。
朝、総武線から山手線に乗り換える際に、手土産を車内の網棚に忘れてしまった。
正月早々縁起が悪いと思いつつ、上野駅で手土産を買いなおした。
個展の会場に入ると、当然のことながらずらりと書の展示がならんでいた。
そのひとつひとつの前に立ち、じっくりと観ていった。
「俺はこうだ、さてお前は」という、気迫。
師は一升瓶で「浦霞」の純米を飲んでおり、「とりあえず飲め話はそれからだ」
とは言わないが、そういうオーラが醸し出ているので、一杯いただいた。
うっすら赤ら顔の師は陽光の中でくいくい杯を上げており、元気そうであった。
以前から推薦いただいている、或る事が話にあがったが、
あいまいな返事しか返せなかった。
私は自分の俳句に自信が持てないから、冠にこだわっているのかも知れない。
昼前に辞して、高崎へ向かった。
渋川駅の寒風吹きすさぶホームで列車を待っていると、ふと来し方が思われた。
上越線の車内では、首都圏から帰省で来ているのであろう女の子が、
上州の出であろう父を、なぜ列車の扉が自動で開閉せぬのか、
なぜこんな粗末な駅に長らく停車するのかと、質問攻めにしていた。