今でも、井戸水で湯を沸かしている銭湯が多数ある。
今日、訪ねた大間々の銭湯も、その一つ。
湯上り、番台のおばちゃんと話していて、興味深い話を伺った。
それは、もしや何か温泉に相当する成分が、湯の中に含まれているのではなかろうか。
と言うもの。
そう思うようになった発端は、常連の湯客たちの声。
「すごく、あったまる」
「肌の調子も良い」
と言う、「井戸水」で得られる効能。
その域を出る、反響の声が多いのである。
私の鋭敏でない皮膚感覚では、その効果を判別出来なかったが、
そう言われてみれば、そこはかとなく、湯上りの「ぽかぽか感」が持続している。
この体の芯から湧く様な、温かさは、温泉に入った後のそれではなかろうか。
そして、大間々と言う赤城山麓の水系を引く立地と言う事も、背中を押している。
じゃあ、湯の成分を計ろう。
と、話はこう簡単なものではないのである。
まず、然るべき機関での成分調査も安価ならぬ、と言った具合なので、難しい。
しかし、温泉成分などなくとも、広い湯船に入るだけで、十分な効能がある。
その証拠に、心身ともに、あったまる。

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