4010声 光のまち

2018年11月06日

昨日の話。NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングバックにもなった東吾妻町・岩櫃山のふもとに午前4時半集合。山頂で夜を明かし、その日一日を使って東吾妻町にある名所を巡るロケハン旅。とにかく色々高いところへ登る一日だった。2年近く運動をさぼっていた自分にとっては厳しいが、「知った場所である」ことは利だった。あとどれくらい、がわかると、体の動かし方が変わるのかしらん。

 

改めて色々印象に残ったが、やはり岩櫃山山頂での夜明けが一番印象的だった。まだくらい眼下、草津方面は光が滲み、「田舎だなぁ」と思っていた東吾妻町原町は、ちょっとした光のまちだった。それは主に街灯であったり、夜も働く工場であったり、早起きした家の灯であると思うが、思いの外多くの光の点が広がっていた。

 

残念ながら曇り空。希望していたように朝日は差してくれない。けれど、前日の雨あってか、霧のような雲のような白が周囲の山々の稜線にかかっていた。雲海のように。けれどそんな美しい夜明けの時間はすぐに過ぎる。ふと気づけば光のまちは、僕が良く知る「田舎だなぁ」という見慣れた街並みに戻っていた。