2028声 映画がはじまる

2018年11月24日

今年の伊参スタジオ映画祭がはじまった。2001年の第一回はお客として参加し、2004年からスタッフに入り、実行委員長になってから2度目の映画祭。それでいいのか?と自分でも思うくらいに気負いはなく、気持ちとしては清々しい。役場担当者以外は僕を含めてボランティアからなる映画祭スタッフ。映画祭に限らずボランティアによるイベント継続が難しいのは、スタッフのモチベーションをいかに保つか。今年は例年以上に準備段階で集まりが悪かったけれど、映画祭当日にスタッフがすばらしい動きを見せるのも例年通り。僕も今日何度となくスタッフに助けられた。

 

シナリオ審査員として例年親身に関わってくれる映画監督たち、「シナリオ大賞」の歴代受賞者たちも作品をひっさげたり、普通にお客として参加してくれる。世の中には「映画祭好き」な人たちもいて、北から南から映画祭を渡り歩く中で伊参にも必ず顔を出してくれる常連さんがいる一方で、多分それほど映画マニアではないけど毎年通って朝早くから列に並んで一番に入ってくれる地元の方もいる。つまりは毎年顔を見る人たちを見ると、「映画祭がはじまったんだな」とようやく実感ができる。