2029声 映画のふるさと

2018年11月25日

伊参スタジオ映画祭2日目の恒例企画。前日からスタッフが手塩にかけて作ったカレーを、お客さん、映画監督、俳優など、来場したみなさんにふるまう交流会である。昨年「シナリオ大賞」で大賞を獲得し、それから1年をかけて映画化された『あるいは、とても小さな戦争の音』(村口知巳監督)と『なれない二人』(樋口幸之助監督)の上映が終わった直後なので、両監督も緊張から解かれ、とてもいい顔をしている。

 

今年の映画祭ポスターに、僕はそれほど考えずに「映画のふるさと」というコピーをつけた。伊参スタジオができるきっかけとなった『眠る男』(小栗康平監督)と『月とキャベツ』(篠原哲雄監督)の2作品を意識しつつ、「シナリオ大賞」によって2003年から実に30本近い(!)映画が今までに作られ、それらの監督にとってもこの映画祭が「ふるさと」であってほしいという思いからだった。大げさではなく、それが実感できる2日間だった。

 

交流会の時は、僕らスタッフはもてなす側でありカレーも我慢するが。準備日含めて連日カレーをいただいた。例年通りいくと明日の片付けではカレーうどんが出るかもしれない。思い出の多くと胃袋を、カレーが締める。それも、伊参の特徴。来場してくださったみなさん、ありがとうございました!