4126声 COSMOS

2019年03月02日

群馬の春と言えば、高崎映画祭である。今年はもう33回目の開催。毎年観れても数回なのだけど、映画を観終わってそれを振り返りながらとぼとぼと歩き、高崎公園のまわりを流れる川に桜の花びらが落ちていることに気付く。ふと顔を上げると当然桜の樹が目に入り、「ああ、もう春なんだ」と気付く毎年である。

 

今年、最優秀主演女優賞には『生きているだけで、愛。』の趣里さんが選ばれていた。その映画は未見なのだけれど、彼女は山本政志監督『水の声を聞く』でも独自の凛とした存在感を放っていた。それを観たのもそうだ、高崎映画祭だった。

 

ここ数年、BGM代わりにyoutubeで好きなアーティストの曲を流すことがある。youtubeはおせっかいにも「その曲が好きなら、この曲きっと気に入るよ!」と関連づいたような曲を次々に流してくれる。おかげで僕は、CDこそほとんど買わないまでも、二十歳前後以降パッタリ止まっていた「音楽聴きたい欲」が強くなっている。

 

「おとぎ話」というアーティストのことも何も知らなったが、このプロモーションビデオには目が釘付けになった。監督は今強い注目を浴びる若手女性監督の山戸結希さんで、主演は趣里さん。「一番好きなPVは何?」と聞かれたら、これを挙げるくらい好き。その理由についてはここには書かないが、「日々の中に、ふと音楽が浮かぶ瞬間はあるのか?」ということを一ヶ月やってみようと思う。めっちゃ忙しい予感の3月なので、リンクだけで済ませられる気もするしさ。