4146声 Blurred

2019年03月22日

とある人のアトリエを訪ねた。

 

創作が捗るか否かは、心にあらず、場所と時間を作れるかどうかだ。と、その作家が言った・・わけじゃなくて、僕がそう思っているだけなんだが、心身尽くして作品に没頭できるような素敵なアトリエだった。

 

他の来客もあり、作家は飼っているインコをその子の手に包ませた。ひょっこりと顔を出すインコに場の空気が和む。ふいに、インコはその子の手を離れ、飛び立った・・

 

窓はすべて閉められていたので、それほど騒ぐことはなかったのだが、白い部屋を飛ぶ色鮮やかなインコはむしろ、僕の気持ちを軽くしてくれた。