4389声 ハレルワ

2019年11月21日

類似ではなく差異こそが私たちを結び付ける(ティム・インゴルド/人類学者)

 

アーツ前橋では12/1、現在展示されている「表現の生態系展」の関連トーク「マイノリティと市民運動」が行われる(詳細は最後に)。そこでも話されるであろう、前橋を拠点とするセクシュアルマイノリティ支援団体「ハレルワ」のレインボープライド参加映像を、この夏撮影した。この映像は1階に展示されていて、展覧会チケットがなくても見ることができる。

 

僕自身は若いときからLGBTと呼ばれる知人・友人がおり、「そういう一面を持ってるんだな」と思う程度で特別視することはない。でも、知っているがゆえに彼ら彼女らが日頃どれだけ大変な思いをしているかもある程度は知っている。ただ、レインボープライドに向けたハレルワメンバーや、アーティストとして入ったあかたちかこさん、ブブ・ド・ラ・マドレーヌさん、山田創平さんの準備、そして本番に漂っていたものの多くは「楽しさ」だった。ただの楽観ではない。つらさを糧とし、それを乗り越えるための楽しさ。東京へ向かうまではマイノリティと括られてしまう彼らが、パレードへ一歩足を踏み入れればアピールなしでも受け入れられる存在になる状況もとても良かった。群馬もそんな場所になれば良いのにね。

 

アーツ前橋の「表現の生態系」は凄い展覧会だから、行ってほしい!!!

それに尽きる。