4305声 アナログのたのしみ

2020年02月06日

冴え返る一日。春に向いていた心が一気に後ずさる。まさに〈昃れば春水の心あともどり(星野立子)〉という雰囲気を実感した。お礼状の第二次を出し終え、葉書で投句を二つ。俳句などに携わっていると、葉書をよく使う。相手に送るときは住所を書くので、その人がどんな風光の場所に住んでいるのか、想像しながら書く。これからどんな町に届くのか、考える楽しさは、メールなどのデジタルよりも、やっぱりアナログならではのたのしみである。