4357声 29)時間

2020年03月29日

人を救うものは何だろう。人だろうか。技術だろうか。家族だろうか。専門家だろうか。時と場合によるけれど、なんだかんだいっても「時間」に勝るものはないように思う。

 

成功体験よりむしろ、その時は「どん底だ」と思った失敗体験の方が、時間を経ると糧になっている。というのは、誰しも経験があることだと思う。

 

誰かと別れたり、誰かが亡くなった時も、そのつらさを和らげるのは時間だ。常に思い続けていた人のことを、すっかり思い出さないままに暮らしていた、という事に気付いた瞬間、寂しさと共に感じるのは、次へ進むための前向きな気持ちである。

 

今、多くの人たちが、コロナ禍に対するステイホームで、各々の「時間」と向き合っている。日曜日だというのに家でゴロゴロもできない僕は、作業場二階の会社事務所に一人いて、窓際の机で映像の書き出しを待ちながら、この文章をタイピングしている。

 

手を伸ばし窓を開ける。今日はいい天気だ。道路向かいの時計屋さんは今日は休日。バイパスのひとつ裏の道なので普段から交通量はそんなにないが、今日はいつもよりさらに車が少ない気がする。

 

あ、スズメが1羽、飛んでいった。