4424声 真剣

2020年06月04日

曇天ながら蒸し暑い一日だった。五月に入稿した俳句の雑誌関係のゲラが、今週一挙に返ってきた。重なる時は重なるものだが、どれも短文なので、さほど労はなかった。それよりも、修正点を見つけるたびに自身の確認能力の無さに、我ながらあきれてしまった。今年から担当する会報誌の選句を終えた。よく練られた句に接すると、気が引き締まる思いがする。刀に向き合ったときにような鋭角な感覚。「真剣」という言葉はよくできていると思った。対象に真剣に向き合っている作品は光る。