4545声 築地、勝どき、門仲、日本橋

2020年09月29日

明け方は肌寒い。明後日から10月だ。昨日は羽田に到着してから築地に移動した。築地に着いたのは午後1時頃で、包丁屋に寄ってから、場外の自然派ワイン立呑の店へ。時間はまだ昼時だが、本来ならまだ人でごった返している時間なのに、築地に人はまばらだった。市場のなくなった築地は、観光客がメインの、ほぼ観光地になっている。入国制限が解除されれば人は戻ってくるのか。店の人たちは、それだけを信じているのかもしれない。ワインを数杯飲んで、歩いて勝どき方面へ。勝どき橋を歩いて渡る。天気もよく、ぽかぽかの散歩日和。学校帰りの小学1年生が、ビルののような小学校からまるで巣穴から出てくる蟻ンコのように、どっと出てきた。皆マスクをしているがすごく元気だ。子供にコロナなんて関係ない。勝どきはどこかに寄ることもなく、そのまま地下鉄に乗り二駅、門前仲町へ。15時からやっている、いつも満席の大衆酒場を訪れた。開店10分前に着いたが、すでに7、8人は並んでいた。普段なら40〜50人くらいは並んでいる。本鮪、うに、ほっき貝、塩辛を注文。うにはなかった。その後日本橋へ移動して、老舗の日本酒酒場へ。17時頃だが1/3くらいはお客さんで埋まっていた。普段ならほぼ満席だと思う。塩らっきょう、しらすおろし、うに、塩辛を頼んだ。ここも、うにはなかった。週明け市場の始まる日にないのは、原価のかかるものを抑えているのだと思う。一杯飲んで、隣に新しくできたビルの地下の寿司屋へ。おしゃれな地下のレストランはガランとしていて、異様な静けさ。新しくできた中堅クラフトブルワリーの直営店も、お客さんはいなかった。築地、勝どき、門前仲町、日本橋八重洲と歩いて、八重洲こそ空き店舗の貼り紙はなかったが、築地、勝どき、門前仲町は空き店舗の貼り紙がいくつも見受けられた。通常ならすぐに埋まりそうな物件でも。酒場に人がいないのは、仕事関係の飲みがほとんどないことが1番の理由だと思う。今年は忘年会も少ないだろう。こういう状態はまだ続くと思う。