4562声 小さな決断

2020年10月16日

「断る」ということが苦手であった、いまも苦手であるが、決断をせねばならぬ場面は、誰しもに必ず訪れる。小さな決断の機会は毎日だって、ある。先ほどもひとつ、依頼を断ったところである。俳句関係の依頼であったが、気が進まないので断った。思えば私の俳句の道の出発は、缶麦酒片手にローカル線の車窓で句帳を広げているような、そんなところから始まった。根を詰めるばかりでなく、そんな気ままな心持ちで、取り組みたい。