4585声 映画祭を行うor行わない

2020年11月08日

コロナ禍はさまざまなものに影響を与えているが、僕が実行委員長をつとめる中之条町の「伊参スタジオ映画祭」もまた、開催するかしないか、開催するとしてもネットでの上映にするかリアルに開催するか、の選択を迫られた。

 

結果としては、当映画祭が主軸としているシナリオ大賞(全国から映画シナリオを公募し映画化させる試み)関連作品のみの上映を、場所をいつもの木造校舎隣の体育館ではなくコロナ対策がしやすい町内の文化ホールに変えて、行った。シナリオ大賞は町民のみなさんのご協力も得ており、やはり注意をしてやれるのであればスクリーンで対面で見せたい、という理由からだった。

 

抜けが多い実行委員長であるので、近年周りのスタッフの働きが頼もしい。場所と状況が変わるなか、みんなが持てる力を発揮してくれた。来てくれたお客さんや友人からも「実際に映画が観られてよかった」という声をたくさん聞いた。

 

コロナは迷惑の一方で「それは、本当にやる意味のあることなのか?」という問いかけを残してくれている気がする。それでやめようと思うならやめればいいし、「それでもやる」と思うことがあるなら、それを大切にするべきだ。