4727声 白井屋ホテル

2021年03月28日

できればお客として泊まりたかった白井屋ホテルで仕事(入口で服装チェックがあれば入れもしないけど)。前橋の白井屋ホテルはご存じの方も多いであろう高級ホテル・・というかアートホテルである。建物正面にはローレンス・ ウィナーの(僕からすると)異国感を感じるサインが並び、改装されたホテル内にはレアンドロ・エルリッヒ(金沢の美術館のプールの作品の人)の配管のような発光管が張り巡らされている。

 

今日はその中での朗読劇の撮影だった。脚本は僕が早くも3作目の撮影となる加藤真史さん。物語では医者であった萩原朔太郎の父・密蔵の時代と、コロナ過における現代とが両方描かれている、医療従事者の物語。劇の開催(と同時に前橋のFMでも中継)はコロナ過で働く医療従事者へのエールの意味もあるとのこと。とても面白い劇だったが、場所として環境として、撮影は難しかった・・編集でどこまで芯に迫れるか。

 

白井屋ホテルは著名アーティストの作品の効果・・というよりはそういうものがあるホテル内での従業員さんたちの「ここは上質なホテルである」という気配り・雰囲気により、やはり特別な感じがした。であるがしかし、今の僕のニーズに合うのは、仕事ができてジュース飲み放題&カレー食べ放題の前橋ICそばのまんが喫茶だったりする。・・って、書いててものすごく寂しいぞ。