朝から吟行のため、神代植物公園へ出かけた。寝不足のため取り立てて句はできなかったが、久しぶりの植物園そして深大寺の自然に癒された。新蕎麦の時期で、参道は小さく賑わっていた。ここへ来ると、五七五の中に「武蔵野」という固有名詞を織り込みたくなる気持ちもわかる気がする。句会を中座して、用事のためにとんぼ返り。バスやら列車の乗り換えが多い経路。疲労が出たのか、乗り換えの御茶ノ水駅で総武線に座ったとたん寝てしまい、しかも逆方向に乗車しており、起きたら、さっき乗り換えたばかりの新宿駅であった。再度乗り換えて、用事の時間には大幅に遅れ、「こんなことなら句会は最後まで居れた」という気持ちを噛み殺し、午後の日の当たる車内で、睡魔と闘っていた。