4654声 中之条ビエンナーレ2021オンライン

2021年11月01日

中之条ビエンナーレは、群馬県中之条町で2年に1度開催されている芸術祭。越後妻有や瀬戸内など、国内に大きな芸術祭あれど、一時期にくらべて地方芸術祭は減ったのではないだろうか(調べていないから感覚的にだけど)。アートを展示すれば観光客がどっと来る、と受け取られ様々な場所で開催されたのかもしれないが、地域民がメリットを感じられなかったり、アーティストのモチベーションが保てなかったり、なにより「想像以上の熱量」を必要とすることなので、芸術祭は容易いものではない。

 

「コロナ禍ということもあり、全アート作品の映像化をしたい」と相談を受けたのは今年に入ってからだろうか。中之条町各地の会場、ウェブのみの作品1点を含めて124作品。作家自身で映像を作りたいという者も23名ほどいたので実際には101作品の映像を作る仕事が今年一番大きな仕事となった。数ヶ月は記憶がない(大げさ)。中之条ビエンナーレは11/14(日)まで続くが、チェック待ち1つをのぞいて123作品の映像を以下より見ることができる。僕1人の仕事ではなく、フォトグラファーの吉江淳さん、丸山えりさん、編集者の阿部誠人くんにお世話になった。また、参加作家のdamadamtalを主に、友人数人に作品鑑賞モデルとして協力いただいた。

中之条ビエンナーレ2021オンライン

 

途中から、「これは狂気だ」と思った。狂ったように仕事ができる機会はそう多くはない。

むしろを感謝している。

その間に溜めてしまった仕事もあるので、この狂気はきっと大晦日くらいまで続く。