4657声 破ルノ守ルノ離レルノ

2021年11月04日

「秋、酒蔵にて」は中之条町で行われるモノづくり作家と料理人たちによるイベント。ここでも何度か書いた記憶があるが、めっかった群馬の堀澤さんとはこのイベントで知り合った。それだってお互い結構若かったと思うから(2010年くらいかな)、このイベントの息の長さもたいしたものである。

 

いちお客であったが、いつからかたまに映像を撮影するようになり、前々回からはポスターのデザイン担当になってしまった。一度足を運んだ人ならわかると思うが、モノづくり作家たちは個性的な・・というか、人間たらしな人たちばかりである。仕事としての関係は当初からなく、集まりになかなか顔は出せなくても親密さを今も感じている。

 

「秋、酒蔵にて」では毎回1つのテーマを決めて、それに特化した作品も作ることが前提となるのだが、今回は「お茶」。12/11からの会期中は茶道の先生も来てお茶を立てる。また、参加作家もそれぞれにお茶の練習をしており、当日は「作家が作った茶碗を用い、その作家が立てたお茶を飲む」なんて体験もできる。ポスターやチラシは今回も参加作家の小野口カナメさんのアイデアを紙に落とすかたちとなった。

 

先日、現状報告も兼ねた高崎・大聖護国寺に行った際に、いただいたお茶も、作家が心血注いで作っている茶碗も良かったのだが、「秋、酒蔵にてというグループの出入りの気持ち良さ」をぼんやりと考えていた。去る者あまり追わず、来る者そんなに拒まず。堀澤さんはじめ、僕が知った当初にメインでいた作家で今はいない人も多くいるが、今年はみなかみのライターも入ったりして(ライターがどう展示するのか?)特に料理人は毎回新しい顔が(しかも作家の多くが食に果てない愛情を持つので、熟練の料理人ばかりが)増えている。今回もものすごいことになりそうだ。

 

今回は、作家が自分の作品の番だけではなくお茶も立てたりするので、スタッフが足りていないとのこと。下記のフェイスブックページでは「おいしい賄い付きで、中之条での開催を手伝ってくれる受付ボランティアの募集」もされている。めっかった群馬には来場したことのある方も多いと思うので、ぜひともご協力いただきたい。

秋、酒蔵にてFBページ