5003声 所作とリズム

2022年01月19日

銀座の寿司屋へ。昼で2万円のコースはまんぼう直前だというのに満席だった。つまみはなく最初から最後まで握り。隣の男女は銀座のクラブの話をしている。端の若い女性二人もおしゃべりをしながら、それでも目の前に寿司が置かれるとすぐに食べる。その辺は皆心得ているようだ。ネタもシャリも大きめで腹が膨らむ。後半になって店内が静かになったのはお腹が苦しくなってきたことと無関係ではないだろう。大将の所作はきれいで、リズムも心地よい。おまかせの寿司を握る板前は落語家に似ていると思った。所作とリズムが肝要。談志師匠ならば内容もなきゃだめ、と言うだろう。