5005声 民芸系

2022年01月21日

今日も器巡り。民芸系の器の店へ。やはりこの質感が好き。ひとことで民芸と言っても色々である。民芸産地ではない地域の作家物でも民芸調のものもある。器には3種類あると思った。美術工芸系とクラフト系と民芸系。九谷焼や京焼は美術工芸に傾きやすい気がする。いわゆるクール、あるいは派手。良くも悪くもつるっと硬い。クラフト系はこの20年くらいで最も増えたふわっと柔らかい器。民芸は、質感の土っぽさがまずないといけない。中でも力強さと温かさ、素朴とエッジが同居している器がいい。だから織部や備前でも、そういう器ならば民芸に近いと思う。唐津なんかは民芸に入れてもいいのではないか。