5006声 寿司政

2022年01月22日

九段下の寿司政へ。看板には文久元年創業の文字。1861年である。国定忠治が死んだのが1851年だから、それはもう歴史上の寿司屋と言っていい。ランチの握りをいただく。シャリはほどよく軽く握りは柔らかい。カウンターの付け台は10cm近い高さがある。神保町の鶴八もそうだった。人形町の喜寿司は塗りの付け台だがここも高め。お盆やテーブル、厨房の骨董感がたまらない。流行の高級寿司屋は少し飽きてしまった。老舗を周りたい。店内の額に俳句。「秋風や江戸一番の新こはだ 1973年7月」私が生後半年の時の句である。