5055声 蝶と風船

2022年03月12日

引き続き晴れて暖か。大阪からの帰る道すがら、浜松町での句会に出た。吟行は芝公園に足をのばして、彼岸桜や山茱萸などみていたところ、目の前を蝶が横切った。「初蝶」である。季語には何かと「初」が付くものが多いが、その中でも「初蝶」はけっこう好きな季語なのである。ぱっと一句できて、書き留めた。もちろん、私にとって今年の「初蝶」はこれで終わり。今年の初蝶との出会いとしては、かなり良い状況でだったのではなかろうか。大阪での疲労が濃く、久しぶりの新幹線にも疲れ、足取りが重かったのだが、この初蝶に救われた。何かのイベントなのか風船が何十個と浮かんでおり、東京タワーの先の空へ消えていった。