5081声 二パーにて食的Mに目覚める

2022年04月07日

高崎市成田町のタイ料理店「二パー」は名店である。誰かのおすすめで知ってふと立ち寄ったのは5年くらい前か。ランチに入店すると、メニューがない。え、と思っているとカレー(または麺類など)が運ばれてくる。この店のランチは「提供されるメニューがあらかじめ決まっている」のが常なのだ。他で聞いたことがない。主食以外に、スープやサラダ、飲み物。そしてなんと「主食やスープは、おかわり無料」なのである。タイ料理をたくさん食べたい人歓喜。そして、サラダがだいたいの回で主食の後から出てくるのも愛嬌。そして、そのサラダが3回に2回くらい「ものすごく辛い」。

 

二パーのサラダの辛さは、後から系だ。蒙古タンメンや激辛ペヤングのように口に入れた時にカッ!とくる辛さではなく、「あーなんか甘さと酸っぱさもあるな・・美味しいじゃん・・あれ・・カラッ・・口熱い・・ぬるいスープも熱く感じる・・氷」みたいなタイムラグがある。それは多分、唐辛子の種類なんじゃないかしらん。

 

久しぶりにその「後からものすごく辛いサラダ」を食べて、ひーひー言いながらもなんとか完食した。それでである、翌日、ふと、自分が、自分の口の中が、後からものすごく辛いあの感覚を求めていることに気づいた。食べたいのだ、辛くしたいのだ。それは、蒙古タンメンを食べても激辛ペヤングを食べてもリピートしたいとは思わない自分には初めての感覚だった。僕はこれを今後、「食的M(マゾヒズム)」と呼ぶことにする。あぁ、もう口のなかめちゃくちゃにして!・・・我ながらきもい!

 

辛いものが苦手な方には少しおすすめし難いが、タイ料理店「二パー」は名店です(夜は単品購入する店になります)。