5230声 高校生が町をゆく

2022年09月03日

今日は、吾妻中央高校の撮影に向かった。この撮影も先々月からかな、はじまってもう6回目くらいになる。これは、中之条町伊勢町にある「睦会(むつみかい)」という商業者組合が、同町の高校とコラボして何かを作り出す、というプロジェクトである。それは単に、商品開発とか、店の広報のために学生がポスターを作る、といったものではない。キーパーソンとしてその間に、町内在住のアーティスト西岳拡貴くんが入ることにより、予想がつかない展開が続いている(僕の役割は、睦会と西岳くんを会わせたことと、来年まで続くこのプロジェクトの動画記録である)。

 

吾妻中央高校というと、前身となる中之条高校から続くあの恒例の活動を思い出す人もいるかもしれない。生物生産化(前・農業科)による、学生たちが作った野菜の学生自身による売り歩きと、環境工学科(前・土木科)による、町内の測量である。今日も、西岳くんと学生たちを乗せたバスは中之条駅前に停車。睦会の会員である「ほづみ」や「はやし屋」などの店 <<のある場所を測量>> した。DPSも使う最新の測量計を使い、経度や緯度、標高を計る。続いて教室に戻ると、それら測量値を自作の大きな地図に落とす。睦会の加盟店を通して、中之条町伊勢町の、ただ生活しているだけでは見えない形が見えてくる。そしてその形から <<型をとり>> まるで型紙を作り布にあててワンピースでも作るかのように、布にその型を置いていく・・・ね、予想がつかないでしょ。

 

今時の高校生は良くも悪くも良い子が多い。ヤンキーはどこか彼方へ消えてしまったらしい。学校帰りには、飲食店に立ち寄っての買い食いなどもほぼほぼしないそうだ。そんな中では当然、昔ながらの商店街は彼らにとってはただ通り道にあるものに過ぎず名前すら憶えていないものなんだと思う。今回のプロジェクトで、高校生たちが町の商店を歩き、なかには「こんにちは」と言い合う顔見知りもできているところにも、このプロジェクトの目的がある。どう展開していくか・・楽しみである。