5348声 春近し

2023年01月29日

鼻水が出る。穏やかに晴れたひと日で、まさに春近しという陽気であった。近所をほっつき歩いて句を作ったのだが、梅の枝にはめじろなどが元気に行き来し、水辺には鴨がきらびやかな水尾を曳いていて、楽しかった。ひとりのときは、たいてい近所の真間川の桜並木を吟行しているのだが、菜の花と桜満開の時期がはやくも待ち遠しい思いがした。今年はマスクを外して花見ができるだろうか。帰ったら、家人からその恰好は誘拐犯みたいなので、止めろと言われた。野球帽にロングコート、マフラーぐるぐるでマスクをつけている。おまけに、手帳を持ってぎょろぎょろ辺りを見ているのだ。なるほど、でもどうしろというのだ。