5372声 めぶく

2023年02月22日

中之条ガーデンズに、月に1日だけ、特にイベント等がなくても出向き、映像を撮影している。花桃や、春と秋の2回の薔薇の季節はドローンを使うなどして撮影もしてきたが、それを毎年繰り返しても仕方なく思い、そのような映像を撮影する提案をさせていただいた。10月からはじめて今日で5回目となったが、編集を終えていないのでこれが映像としてどう成り立つかは撮影者本人でも良くはわかっていない。

今時期のガーデンは一番お客さんも少ない時期。花を見る、という目的で考えると今見ごろなものはない。ではつまらないか、というと僕はそうではない(仕事でなければ来ないとは思うが)。今月は、木々の芽が気になった。草木の名前には明るくないのでこれが、とは言えないのだが低い木、高い木、太い木、細い木、目を凝らすと小さな芽がある。それらをじっと撮影した。

度々足を運ぶと、注目するものが違って面白い。野反湖の形を模したという池は、緑のシーズンに行っても僕はそんなに良いなとは思わないのだけど、冬、凍ったり茶色になったりする池は見ていて馴染む気がする。それは、単に自然や景色を純粋に見ているだけではなく、僕の心情を重ねているのかもしれず、であれば他の人が見たとて、わざわざそれを映像に撮って見せたとて、響かないかもしれない。

でも、1年間、撮り続けてみたいと思う。