昨日のKobo Brew pubでは、1杯目はヴァイツェン。
このときはまだ、2杯くらい呑んで退店し岩瀬の町をブラブラしよう、とおもっていた。
なので、次はピルスナーを、などと考えていた。
料理が届き、店員さんにコチャスさんに挨拶したいと伝える。すると、程なくして、コチャスさんが来てくれた。スマホ内の写真で確認したら、2020年の7月以来の再会。早速、堀澤さんの近況を伝えると、6月に埼玉のとぎがわ町のティーンエイジブルーイングに行くので、高崎にも寄りたい、堀澤さんに連絡すると言っていた。
妻とわたしとコチャスさんとの3人で話していると1人の外国人が、近くに座り、コチャスさんと英語で話しはじめる。スウェーデン人のハンスさんだ。
コチャスさんが仕事に戻りハンスさんと話す。ハンスさん、東京に住んでいて、日本はもう15年になるそうだ。ハンスさん、コチャスさんと英語で話していたので、どうしたものかとおもっていたら、とても日本語が上手で、こちらの方が片言の日本語になってしまう。
しばらく談笑し、3人とも幾度かおかわりをする。
このbrew pub、スタバと同じ方式で注文はレジまで行かなくてはならない。ハンスさんの場所、店員さんに片付けられそうになったので、おかわり買いに行っていると告げる。
そこに赤ちゃんを連れ、ベビーカーを押した若いお母さんが現れ、さっきまでコチャスさんが座っていたスペースに来て、「ここ、いいですか?」と言う。
「どうぞ」ということで、ハンスさんも席に戻り4人の会話がはじまる。そのお母さんは、近所に住んでいて、赤ちゃんは、今9カ月とのことで、ミルクしか飲まなくなったので、久しぶりに散歩の途中で寄ったとのこと。
コロナ禍で、ぜんぜん人がこなくなっていたので、こんなに賑やかなのは久しぶりに見たという。聞けば金沢出身で、仕事の都合で岩瀬に住んで、ご主人と出会い結婚したらしい。
そのご主人の仕事の都合で9月からはアメリカに行くという。彼女は、育児休暇を利用して一緒に行くとのこと。
母が飲むビールとじっと見ながらミルクを飲んでいるこの赤ちゃんもアメリカに行く。もし、アメリカにいるあいだに、この子の弟か妹が生まれたら、その子はアメリカ国籍も持てることになる、というような話しとハンスさんのクラフトビール好きの話で盛り上がる。
Kobo Brew Pubは、築130年という米倉をリノベーションしたお店で、店の中央にガラスで囲われた醸造スペースがある。とても広々としていて、一枚板の大きなテーブルが2つある。1つのテーブルに軽く30人は座れるという、とてつもなく大きな一枚板のテーブルだ。樹齢千年とか、そういうレベルだとおもう。部屋の中央にある醸造スペースをつくる前に入れたという。作ってからでは入れるのは無理だろう。「方」のカウンターの板を運び込んだときを思い出した(笑)。
この一枚板のテーブルには、ベンチ式の椅子が並んでいて、混んでくれば詰めて、すいているときはゆったり掛けることができる。
向い側との距離も絶妙で、知らない人の向い側に抵抗なく座れるが、会話をしようとおもえば不自由しない間合い。2人で来た客は、向い合わせに座ることはほぼなく、みな並んで座っていた。
気がつくと、コチャスさんが妻の向こう側に座っている。ハンスさんと名刺交換していた。流れでわたしもハンスさんの名刺をいただく。
そして、なんとブルワリーの見学をさせていただく流れとなった。ブルワリー(工場)は300mほど離れているという。
楽しい時間に、いつの間にかレモンサワーもコーヒースタウトもIPAも呑んでいた。
が、そのとき、緊急地震速報が。
店内にある50台くらいのスマホがいっせいに鳴りだす。なかなかのゆれだったが、さすが豪商が建てた米倉、びくともしない。ニュースで津波が来ないか確認。津波の心配はなさそうだ。
落ち着いたところで、ブルワリーを案内していただく。こちらも、米倉だったものをリノベーションしたものだ。米倉と書くと、「米倉涼子」の「よねくら」と読んでしまう。コチャスさんは、rice storageとハンスさんに説明会していた。
工場を案内してもらっているとき、コラボビールの話しが出て、飲みたくなったため、pubに戻り、3人は飲み直し。コチャスさんは仕事に戻る。わたしは3つのブルワリーがコラボしたというレッドラガーを飲む。同じ麦芽とホップで酵母を変えて、それぞれのブルワリーでつくるという。koboのビールがレッドラガーだ。
すっかり長居してしまった。地震の影響で新幹線のダイヤが乱れているらしい。ハンスさんに別れを告げ、東岩瀬駅まで急ぐ。
東岩瀬駅までの途中で車に乗ったコチャスさんに会う。駅まで送ってくれるという。ありがたく乗せてもらうと、ちょうどハンスさんも現れる。
3人そろって送ってもらうことに。ハンスさんは、富山駅近くのpubまで、われわれは富山駅まで。駅とは、富山駅だった。ありがたい。コチャスさんと高崎で再会する約束をして、お別れ。
ダイヤが乱れていて、富山駅は大混雑していた。コチャスさんに送ってもらったので、時間に余裕はあったが、いつ動くかわからないので、乗っていて待ってください、とのことで、金沢行の新幹線に乗り込む。すると座ると同時に動き出す。ついている。
ということで、富山は終了。